マーケティングファンド(MDF)を獲得するための考え方

メーカーのMarketing予算の中に、販売店に対し販売促進資金を提供するMDF(markeing development fund)というものがあります。

使いにくい理由

マーケティング部門に異動後もフラフラとプリセールス活動をしていたところに、最初にマーケっぽい仕事として割り当てられた仕事が 「某メーカーのMDFを使え」というものでした 。これまで全く資金を執行できていない状態だったようでした。

使いにくい主な理由を上げます

制度が分かりずらい

まず1つめの制度がわかりずらい点ですが、これはもう意欲の問題なの

メーカーの担当者に相談するなり、聞くなりしましょう。文章にすると小難しいことも実務に落とすと単純な話だったりします。

経費処理みたいなものなので、使える用途と、用途に応じたエビデンスが分かれば後はどうにかなるものです。

全額負担ではないこともある

2つ目は費用負担の割合が一定ではないということです。金額規模や内容によって全額負担してもらえる場合もありますが、多くの場合は折半or一部負担になります。仮に50%負担してくれる場合だと、50%は自社出費になります。

”負担が半分だからと言って、社内決済のハードルは半分ではない”ということは無いのです。

100%出る場合は、社内決済は比較的緩めになると思いますが、半額でも出費があるならば
企画書が~とか、ROI目標は~とかいう話が始まり、「とりあえず、やってみようか?」みたいな軽い企画はできなくなります。

自治体のお客さんが補助金を使うのに四苦八苦していたことを思い出し、使う側の苦労を初めて経験することになりました。

年度の〆が違う

これが意外と厄介で、日本の企業の多くは3月末の年度〆に向けて活動しています。しかしMDFという制度は欧米系のメーカーで運用されている場合が多く、彼らの年度〆によりMDFの運用がされます。

例えば1月はじまりのMDFがあったとすると1~6月の半期で結果を出す(KPIを設定する)必要があり、こちらとしては年度末に勘弁してくれ。とか人事異動が出ちゃって。。などとやっている間に時間が過ぎてしまうのです。

予算承認の基準が分からない

承認基準については企業によりまちまちですが、どうすれば高い確率でMDFを獲得できるのかを私の経験から次にまとめました。

つづく

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