たまには緩い話題です。
おそらくネットワーク業界のマーケあるある。
STPとは
マーケティング用語でSTPと言えば初級レベルですが、IT(ネットワーク)業界には他にもSTPという略語が存在します。
特に私のようにエンジニアからマーケになると、違う方のSTPを連想して「何言ってんだ?」状態がたまに発生してしまいます。
先日も上司に「STPの設計ちゃんとしないとなー」と言われて、「なんで構築案件抱えてるんです?」と返したら「そっちじゃないよ!」と怒られました。。
マーケティングのSTP
マーケティング用語としては入門編というか基本でしょうか。
S(Segmentation)T(Targeting) P(Positioning)の略です。
詳しくは省略しますが、要は市場を細分化、ターゲットを選定し、そこでどうやって戦うかという戦略がSTP戦略です。
ネットワークのSTP(1)
今度はネットワーク屋が使うSTPですが、これも業界的には基本中の基本
STP(Spanning Tree Protocol)です。「スパツリ」の略称で親しまれるL2冗長プロトコルです。
近年では機能の陳腐化で使われることも減りましたが、まだまだ現役で動いていることも少なくありません。
今でこそ他メーカー間であっても同一プロトコルであれば動作互換は当たり前ですが、STPに限ってはそんなこともなく、メーカー混在で使うと不思議な動きをしたりする困ったちゃんです。
ネットワークのSTP(2)
こちらは物理層よりです。
ネットワーク屋さんでもサーバールームを住処にしている人は縁がないと思いますが、プラントなどを含む設備系の方々はSTPと言えばこっち。STP( Shielded Twisted Pair cable)です。工事屋さんが使うSTPもこれですね。
ネットワークケーブルといえば今やUTPの方が有名ですが、UTPは( Unshielded Twisted Pair cable)の略です。
時間軸としてはSTPが先に存在していたのですが、ノイズ対策技術の進歩によってシールドの無いUTPでも通信に支障が出なくなり、単価が安く施工し易いUTPが業界の主流になりました。
ただ、STPはその名の通り、シールドされたケーブルなので、電磁ノイズの大きな場所や屋外などの悪環境下では、今でも現役で使われています。
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